book SIMPLE RULES#
created: 2022-01-23
updated: 2023-08-26
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status: Finished
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概要#
「SIMPLE RULES」をゲームに活かしてみた - YouTubeで見て趣味や仕事に活かせそうな話だと感じ興味が出た。
感想#
ルールはシンプルな方がうまくいくというのは今までの自分の経験と照らし合わせても納得感のある理論だった。そのため実際に自分もシンプルなルールを設定して物事を進めていきたいと感じた。シンプルなルールも6分類に分かれるということが認識できたのもよかった。
一方で章のタイトルと内容が微妙に一致してなかったり、実践に向けて具体的にどうルールを作ればいいのかがわかりにくい部分もあり、本全体としては万人におすすめしにくい。
メモ#
シンプルなルールの4大特徴#
- ルールの数が少ない
- 使う人に合わせてカスタマイズできる
- 具体的である
- 柔軟性がある
適用範囲が広すぎる〟ルールは、往々にして「非現実的なもの」として軽くあつかわれてしまう
よりよい決断をしたいなら、細かい要素にはこだわらずに、もっとも重要な物事に焦点を絞らなければならない。「シンプルなルール」なら、それができる。しかも「シンプルなルール」は実行に移しやすく、無理なくつづけられる
もっとも成功している企業は、「しくみをつくらないで自由にさせる」ことと「しくみをたくさんつくる」ことのあいだで、絶妙なバランスを保っている
ルールの分類#
境界線ルール#
考慮するか / 排除するか を決める基準を作る(Yes/Noで判断する)
優先順位ルール#
もっとも重要な事柄を決めそれに集中する。
停止ルール#
物事のやめ時を決める。ベストではないにしても一定の基準を超えたら意思決定を行う。
ハウツー・ルール#
どのように物事を進めるか決める。やりかたに一定の制限をかけ、一部に集中する。
コーディネーションルール#
集団行動をとる時に、メンバーの一人一人が守るルールを決める
タイミングルール#
「いつ」に「なにをする」かを決める
ルールの作り方#
- 自分の経験を利用する
個性が色濃く表われたルールは、他人から押しつけられたルールとは違い、目標の達成度もおのずと高く
- 他社の経験を利用する
- 科学的証拠で補強する
- 話し合いでレベルをあげる
ルールというのは実際にそれを運用する人がかかわってつくるべきで、四人から八人くらいで話しあって決める
ルールの改善の仕方#
- 利益の針をはっきりさせる
- ボトルネックを見つける
- ルールを強化する
データがとれたら、それを三つのカテゴリーに分類してほしい。「自己価値の針を動かすために、うまくいったこと」「うまくいかなかったこと」「上記二項目のどちらでもないもの」 の三項目
ゆっくり行動すると、必ずそこにためらいが入って、過去のルールと現在のルールのあいだで身動きがとれなくなる